院長ブログ

2012.03.16

花粉症対策のサプリメント・・その2(有胞子乳酸菌)

乳酸菌は腸内細菌のうちの善玉菌(プロバイオティックス)の代表です。乳酸菌とは、糖を分解して乳酸を産生することによってエネルギーを作り出す細菌の総称で、多くの種類があり、よく知られているビフィズス菌も乳酸菌の1種です。

乳酸菌やビフィズス菌は、腸内で乳酸、酪酸を産生します。乳酸や酪酸は、腸管を刺激するため、腸管の蠕動運動が活発になり、便通がよくなります。

また、乳酸菌は腸管内の胆汁酸やコレステロールを吸着することにより、血中のコレステロールを低下させます。

さらに、最近では、乳酸菌が花粉症の症状緩和に有効であったという報告が各地からなされています。実際に、当院でも花粉症の患者さんに乳酸菌のサプリメントを服用していただき、効果をあげています。

但し、乳酸菌は、熱や酸に弱いことが多く、服用しても生きたまま腸にまで届きにくいことや、製造や保管の過程で生菌数が減少して行くなどの問題があり、性能の維持が難しいサプリメントです。そこで、当院では胃酸でも死滅せず、生きて腸に届く特殊な胞子を作る乳酸菌(有胞子乳酸菌)をお勧めしています。このサプリメントは、1日当たりのコストが約70円と、カップ入りヨーグルトよりも安価であることも魅力です。花粉症で悩まれている方は是非ご相談ください。

投稿者: 小早川医院


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