院長ブログ

2013.02.03

花粉症対策(その3)・・・ハンノキアレルギーとOAS

OAS(口腔アレルギー症候群)は、ある特定の食物を食べることにより口、唇、喉などの口腔粘膜やその周辺組織にイガイガ感などのアレルギー症状が起きるものです。じんましん、喘息、アナフィラキシーショックなどの全身症状がみられることもあります。
OASの多くは花粉症に合併します。原因は花粉症の原因物質と似た物質が果物等の食物中に含まれているためです。

ブナ目の樹木は身近な場所にみられ、花粉症の原因となります。そのうちハンノキの花粉は1月から3月ごろ、シラカンバ(白樺)の花粉は4月から6月ごろにかけて飛散します。
これらの花粉はリンゴ、桃、メロン、ヘーゼルナッツによるOASとの関連性が報告されています。

OASは、花粉症が悪化する時期に発症・悪化するため原因花粉を回避する対策も重要です。
OASの原因となる食物は、加熱・加工したものを摂取するか、もしくは摂取を避けることが必要です。

投稿者: 小早川医院


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