スタッフブログ

2016.12.20

糖質制限食の定期勉強会に参加しました

みなさん、こんにちはhappy01
管理栄養士の森山です。
今回は少し小難しいお話ですが、よろしければお付き合いくださいconfident

12月上旬、当院も加盟している日本ローカーボ食研究会の定期勉強会に初めて参加してまいりました。
報告が遅くなってしまい申し訳ありません。

この研究会では医師をはじめとしたコメディカルの方々が集まり、ワークショップ形式の意見交換や、発表などを行っていますflair
今回の研究会では急激に悪化した重症糖尿病患者様の症例検討会や、炭水化物摂取量や内容とHbA1cの関係性、そして適正体重を維持しつつもHbA1cを改善するために糖質制限をしていく難しさを学びました。

特に適正体重を維持しながら糖質制限をしていくことは今後の大きな課題であると思います。
もちろん、糖質制限を頑張り、HbA1cの改善やダイエットに成功し健康を取り戻すことは大変素晴らしいことですsign01
しかし、一方で日本人の2人に1人は癌や肺炎で亡くなっているというデータもあります。
しかも、糖尿病の方は糖尿病でない方よりも癌の罹患率が高いとも言われていますwobbly
癌は外科的方法や化学療法などいろいろな方法で治療することができますが、癌の治療において一番必要なのは治療費ではなく『体力』です。
肺炎も有効な抗生剤が開発され『体力』があれば治癒できる時代です
みなさんはガリガリに痩せた方と、少しふくよかな方…どちらが『体力』があるように思われますか?
もちろん、糖尿病は肥満の方のほうがなりやすいことは確かです。
体重オーバーだとインスリンの働きも悪くなるので、少し痩せましょうねとお話させていただくこともあります。
…ですが、必要以上に痩せ過ぎることは逆に健康を害し、寿命を縮めてしまうこともあるのですsign03
みなさん、適正なBMIは22ですsign01
少なくともBMI20以上を推奨しますsign01
もし今、糖尿病の治療は順調だけれども、ご自身の体重や体力に不安のある方、よろしければご相談くださいねwink

今回、研究会に参加させていただいて、食事療法は十人十色で最適な方法は人それぞれ違うということを再認識いたしましたflair
これからも、患者様のライフスタイルに沿ったオーダーメイドの栄養指導をしていけるように日々精進していきたいと思いますgood

長々とお付き合いくださり、ありがとうございましたconfident

投稿者: 小早川医院


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