院長ブログ

2012.11.29更新

プラセンタ注射の原料となる胎盤に関する面白いコラムを見つけたのでご紹介します。

胎盤の神秘 父の威厳
 胎盤のことを古くは「胞衣」(えな)といった。日本人ほどへその緒と胎盤に執着する民族はない。天皇の胎盤はとりわけ呪術的に扱われ秘かに埋められ「胞衣塚」がつくられた・・・。(中略)
胎盤を埋納する呪術は明治20年代までは日本人一般のものでもあった。人に踏まれる場所に埋める地方も多かったという。
赤子は埋められた胎盤の上を最初に踏んだものを恐れるようになる。父親が埋めた胎盤の上を最初に踏みつけ、父の権威を確立するまじないが行われた。(中略)
昔のように胞衣の埋納儀礼をやり胞衣塚を作ることはできない。それどころか胎盤はプラセンタ注射となって、老いるはずの女性たちの若々しさを保つ魔術に使われている。そして埋めた胎盤の上を踏めなくなったこの国の父親は弱くなった。
 (読売新聞コラムより抜粋)

父親が弱くなった原因が胎盤の上を踏めなくなったためかどうかは別として、確かにプラセンタは女性を若返らせます。しかし、女性だけにとどまらず弱くなったお父さんたちのアンチエイジングにも役立つのです!


投稿者: 小早川医院

2012.11.28更新

サケやカニの赤い色はアスタキサンチンという天然の色素によるものです。アスタキサンチンは抗酸化作用、抗炎症作用、脂肪を燃焼させる作用を持っているため、内臓脂肪を減少させてインスリンを効きやすくし、糖尿病やメタボを改善します。また、眼精疲労の改善、持久力アップなど様々なアンチエイジング効果が期待されています。

これらの働きに加えて、アスタキサンチンには脳の認知機能を改善する効果があることも最近の研究で明らかになってきました。
順天堂大学の白澤教授らは、物忘れの自覚のある50歳から69歳の男性10人に1日12mgのアスタキサンチンを12週間のんでもらい、その前後で認知機能検査を行ったところ明らかな改善が認められたと報告しています。

アスタキサンチンも認知症予防のサプリメントとして有望です。

投稿者: 小早川医院

2012.11.27更新

10月29日のブログでビタミンDの骨代謝以外の多彩な作用をご説明しました。その中の一つ、ビタミンDのアルツハイマー型認知症の予防効果を証明する論文をみつけましたのでご紹介します。

ビタミンDサプリメントを摂取しなかった平均年齢79.8才の498人の女性を対象にして食物由来のビタミンD摂取量が食物頻度アンケートを使用して判定されました。この研究結果では、研究開始時にビタミンD摂取量が少なかった(1週間当たり平均50μg)女性たちは、摂取量が多かった(1週間当たり平均59μg)女性たちに比較して7年後のアルツハイマー病の発症頻度が明らかに高かったことが確認されました。

このことから、サプリメントとしてビタミンDを摂取することで、認知症の予防効果が期待されます。

投稿者: 小早川医院

2012.11.26更新

ショウガ科のウコン(英名:ターメリック)はカレーのスパイスとして知られていますが、クルクミンはウコンに約2~5%含まれる色素で、天然の食用色素として広く用いられ、FDA(アメリカの厚生省に相当する省庁)によりその安全性が確認されています。

クルクミンはポリフェノールの一種であり、抗酸化作用、抗炎症作用、抗ガン作用、肝臓保護作用、血栓形成抑制作用など、多くの有用な作用が報告されています。

クルクミンのアルツハイマー型認知症に対する有効性の基礎的な研究がUCLAの研究者により2001年から精力的に行われています。その成果として、クルクミンがアルツハイマー型認知症のモデルマウスの脳内のアミロイド蛋白(アルツハイマー型認知症の原因となる蛋白質)を分解することがわかってきました。

2008年、Baumらは、アルツハイマー型認知症の患者さんにクルクミン1日4gを6カ月間服用してもらった結果、1か月目から脳内のアミロイド蛋白の分解産物が血液中に増えてきた、すなわちクルクミンによって脳内のアミロイド沈着が改善したことを報告しました。

クルクミンは認知症の新しい治療戦略の一つとして期待されています。

投稿者: 小早川医院

2012.11.25更新

フェルラ酸は植物の細胞壁を構成するポリフェノールの一種です。強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去します。また、解毒作用や抗炎症作用もあります。

当初は化学合成でしか製造できなかったフェルラ酸ですが、和歌山県工業技術センターが、日本人の主食であるお米の精米過程で得られる大量の米ぬかから効率よく抽出する技術を開発することに成功しました。これによりフェルラ酸が容易に利用できるようになりました。

最近10数年の間に、フェルラ酸が脳機能を改善する作用を持つという研究結果がが次々と発表されました。
2001年にはアルツハイマー型認知症のマウスにフェルラ酸を投与すると認知症が回復することが報告されました。
2005年から2006年にかけては、アルツハイマー型認知症の原因物質であるβアミロイドによる脳内の炎症をフェルラ酸が抑えるとい研究結果が世界中から報告されました。

これらの研究成果は動物実験によるものではありますが、フェルラ酸が人間の認知症治療にも有効であることを示唆しています。
当院でもフェルラ酸を含有したサプリメントが、認知症の予防、治療に有効であるという感触を得ています。費用は1か月分6000円~10000円程度です。

物忘れでお悩みの方、ご家族の認知症が心配な方は気軽にご相談ください。

投稿者: 小早川医院

2012.11.11更新

人間の脳の中で「海馬」と呼ばれる部分は学習・記憶をつかさどっています。海馬は年齢とともに萎縮して行きますが、特に60歳を過ぎると萎縮が進行しやすくなります。それと並行して、認知機能検査(物忘れのテスト)の点数も急激に低下します。これらの事実から考えると、60歳ごろからは誰でも認知症予防に取り組む必要があると言えます。

最近「POホスファチジルコリン/ DLホスファチジルコリン」に学習・記憶の機能を向上させる作用があることが発見され、認知症予防・治療のためのサプリメントとして期待が高まっています。

POホスファチジルコリンは記憶の機能を向上させる作用があります。既存の認知症治療薬が効かないような例でも効果がみられることがあります。また、従来認知症のサプリメントとして用いられてきたイチョウ葉エキスよりも認知機能の改善効果は大きいようです。

DLホスファチジルコリンは学習機能向上に優れた効果を発揮します。

POホスファチジルコリンとDLホスファチジルコリンの併用でより効果的な認知機能の改善が期待できます。

当院でもこの「POホスファチジルコリンDLホスファチジルコリン」のサプリメント「エグノリジンS」を取り扱うことになりました。このサプリメントは卵黄と大豆という天然食品を原料として作られているため、安全性も高いと言えます。費用は1か月分が12600円です。

認知症を予防したいと思っている方、最近物忘れが気になりだした方はぜひご相談ください。

投稿者: 小早川医院

2012.11.06更新

脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状が記憶障害、見当識障害、理解力・判断力の低下、実行機能の低下など中核症状と呼ばれるもので、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。
本人がもともと持っている性格、環境、人間関係などさまざまな要因が絡み合って、うつ状態や妄想といった精神症状や、日常生活への適応を困難にする行動上の問題(BPSD)が起こってきます。これらを周辺症状と呼びます。

中核症状の進行を遅らせる効果のある薬剤は2010年まではアリセプトだけでしたが、2011年よりメマリー、レミニール、イクセロンパッチが発売され、治療の選択肢が格段に増えました。
周辺症状を改善するために、向精神薬や睡眠薬、安定剤、漢方薬などが使用されることもあります。

まだ認知症の特効薬と言えるものはありませんが、これらの薬剤を適切に組み合わせて治療することにより、かなり効果が期待できるようになってきています。
但し、治療は軽症のうちに始めるほど効果が大きいので、早期発見早期治療が大切です。

また、動脈硬化は認知症を悪化させるので高血圧、糖尿病、脂質異常症をしっかりと治療することも重要です。

認知症に対するワクチン療法も現在開発されつつあります。

投稿者: 小早川医院


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