院長ブログ

2012.02.26更新

ビタミン・ミネラルの中には糖代謝に重要な役割を果たしているものがあります。今回は、その中で亜鉛を取り上げてみたいと思います。

糖尿病の患者さんは、尿中の亜鉛排泄量が増加しているため、亜鉛欠乏の傾向にあります。亜鉛は、インスリンの構成成分でもあり、ランゲルハンス島のβ細胞におけるインスリンの合成・貯蔵・分泌に関与しています。亜鉛が不足するとインスリンの分泌が減少して血糖値が上昇します。

亜鉛は、クロム、セレンとともに、糖尿病に対する効果が期待されています。インスリン抵抗性を有する2型糖尿病の患者さんに対して、これら3種の元素を12週間投与したところ、血糖値、インスリン濃度、インスリン抵抗性が低下したという報告があります。

亜鉛はプロマック® という胃薬にも含まれていますし、亜鉛のサプリメントという形で摂取することもできます。当院では、亜鉛欠乏のある糖尿病患者さんには、これらを摂取することをお勧めしています。

亜鉛は、体内で多様な働きをする重要なミネラルです。亜鉛の欠乏は糖尿病でない人にもいろいろな問題を引き起こします。次回は、亜鉛についてもう少し詳しくご説明したいと思います。

投稿者: 小早川医院


SEARCH



CATEGORY

  • 院長ブログ
  • スタッフブログ
  • 小早川医院 Facebook
  • 052-752-0800
  • メールでのお問い合わせ