院長ブログ

2012.02.29更新

亜鉛は生体にとって必須のミネラルで、酵素の活性化、皮膚の新陳代謝、成長・発育、ホルモンの合成・分泌、舌の味蕾の形成など、多彩な働きを持っています。しかし、健診や医療機関での日常的な血液検査の項目には含まれていないので、欠乏していても見逃されていることが多いのが実情です。

亜鉛欠乏症の症状は多彩で、味覚障害、嗅覚障害、食欲不振、口内炎・舌炎、褥瘡、慢性の下痢、さまざまな皮膚病・皮膚のかゆみ、元気がない、などです。これらの症状は亜鉛を数カ月服用することで改善する場合が多いです。
また、亜鉛は細胞分裂や核酸の合成にも深く関与していることから、傷の治癒の促進、皮膚の代謝(コラーゲンの合成)の改善、精子の産生や機能の改善、脱毛・発癌・老化の予防などの効果も期待されています。

当院では、糖尿病以外の患者さんでも、亜鉛欠乏を疑わせる症状が少しでもある場合には、血液中の亜鉛濃度をチェックし、実際に欠乏していれば、亜鉛の補充をお勧めしています。亜鉛の補充には、前回もご紹介した胃潰瘍治療薬のプロマック® または亜鉛のサプリメントを使用しています。先ほど挙げたような症状でお悩みの方は、是非ご相談ください。

投稿者: 小早川医院


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