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2012.06.23更新

シソ油はシソの実を圧搾してとった油で、シソ特有の香りがあります。同じシソ科の植物であるえごまも古くから油の原料として用いられています。えごま油は風味、成分ともシソ油と同じです。

えごま油(シソ油)はα-リノレン酸を多く含んでいます。α-リノレン酸は体内でEPA・DHAに変換されるため、血中のLDL(悪玉)コレステロールを減らしてHDL(善玉)コレステロールを増やし、脳卒中や狭心症・心筋梗塞などの動脈硬化による病気を予防します。また、ガンの発生や増殖を抑制します。リノール酸からアラキドン酸が作られて炎症が起こる経路を抑制する作用もあるので、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患の症状を緩和する作用もあります。しかし、酸化されやすいので、加熱調理には向きません。あえ物や味噌汁に入れたり、ドレッシングにしたり、冷奴にかけたりするのが良いでしょう。

糖質制限(低炭水化物)食では、炭水化物を減らすことによる空腹感を補うため脂質の摂取量を増やします。糖尿病の患者さんの血糖を下げるだけであれば、脂質の内容は問わないのですが、ガンや動脈硬化を予防しようとすると、やはり、脂質の質が問題になってきます。多価不飽和脂肪酸、中でもオメガ3脂肪酸を十分に摂ることが最も大切です。今回のえごま油(シソ油)や次回にお話しする予定の亜麻仁油などは植物性のオメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸をたっぷり含んでいますし、イワシ、アジ、さんま、サバなどの青魚は動物性のオメガ3脂肪酸であるEPA・DHAが豊富です。これらを十分に摂取し、動物性脂肪(肉の脂肪)を摂り過ぎないようにすることで、健康長寿につながる糖質制限食が完成します。

栄養士 阿部明子

投稿者: 小早川医院


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