院長ブログ

2012.06.27更新

糖質制限(ローカーボ・低炭水化物)食は炭水化物を制限する代わりに脂質、タンパク質の摂取を増やすように指導する食事療法です。
しかし、実際には脂質、タンパク質の絶対量はあまり増えず、結果としてカロリー摂取量も減ることが多いようです。(炭水化物の摂取量が減るので、脂質、タンパク質のカロリー比率(%)は当然上がりますが・・)

この現象は、「脂肪は悪」という先入観も一因であると思いますが、糖質制限を行うと食欲が低下することが主因と考えられています。
なぜ食欲が低下するのでしょうか?これにはいくつかの説がありますが、代表的なものをお示しします。

①糖質制限を始めると、一時的にはタンパク質の摂取量が増える。タンパク質の増加が食欲を低下させるホルモン「レプチン」を介して食欲を低下させるという説。
②インスリンは食欲を亢進させる。糖質制限を行うと血液中のインスリンレベルが下がるので、それまでに比べて食欲が低下するという説。

実際には、糖質制限を始めた当初もタンパク質の摂取量はそれほど増えないので、私は②の説が当たっていると思います。
いずれにせよ、糖質制限食はカロリーを制限しないにもかかわらず、結果として生理的に摂取カロリーが減る場合が多く、メタボや肥満を伴う糖尿病に対しては非常に合理的で自然な治療法であるといえます。

投稿者: 小早川医院


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