院長ブログ

2012.09.02

ナイアシン(ビタミンB3)

ナイアシンはビタミンB群のひとつで、ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称です。体内でエネルギー産生やアミノ酸、脂質代謝にかかわる補酵素として重要な働きをになっている栄養素です。また、遺伝子やホルモンの合成、細胞の分化にもかかわるほか、血管拡張作用を持ち、血液の循環を良くする働きも持つ重要なビタミンです。
ナイアシンが不足すると皮膚の水疱・角化・乾燥、口角炎、口内炎、食欲不振、不眠症、神経症など多彩な症状が出現します。
ナイアシンは主に肉、魚、とくに刺身に多く含まれています。牛乳や緑黄色野菜、豆類、穀物などにも含まれています。日本人が主食とする精白米は玄米の1/13しかナイアシンを含んでいないので、主食の摂り方にも注意が必要です。

ナイアシン欠乏による上記の症状の改善以外にも、ナイアシンを積極的に摂取することで、症状の改善が認められた例が以前から多数報告されています。うつ病や統合失調症が改善したという報告が多く、また、変形性膝関節症の痛みが軽減したという報告もみられます。

ナイアシンは当院でご紹介しているマルチビタミン&ミネラルの中に含まれているほか、ナイアシンのみのサプリメントもあります。興味のある方はご相談ください。

投稿者: 小早川医院


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