院長ブログ

2013.03.23更新

日本糖尿病学会は3月18日、糖尿病の食事療法、特に炭水化物制限と栄養素摂取比率に関して学会の公式見解を発表しました。
その内容は次の様なものです。

・2型糖尿病の予防と治療において体重の適正化が重要であり、食事療法では総エネルギー摂取量の制限が最優先である。

・炭水化物を極端に制限して減量を図ることは、その効果や、長期的な安全性が証明されていないので、現段階では勧められない。

・三大栄養素のカロリー比率は、炭水化物50~60%、蛋白質20%以下、残りを脂質とする。ただし、患者さんの合併症や嗜好、身体活動量に応じて炭水化物の比率を増減させることを考慮してもよい。

・脂質の摂取比率の上限は25%とする。

予想通り、食事療法ではカロリー制限を最優先し、糖質制限は積極的には勧めないというニュアンスになっていますが、患者さんの状況によって炭水化物の比率を増減させてもよい、とするなどかなり柔軟な姿勢が見られます。(脂質の上限を25%としているあたりは、脂質摂取はせいげんしないという世界的な流れとは逆行しているようにも見えますが・・) 
深読みすれば、極端な糖質制限は勧めないが、ゆるやかな制限(炭水化物のカロリー比率40~45%)なら認めてもよいという風にも解釈できます。

いずれにせよ、保守的な日本糖尿病学会が少しずつ糖質制限に対するスタンスを変えつつあることは事実のようです。
当院がお勧めしているゆるやかな糖質制限が糖尿病の食事療法の主流になる日も近いかもしれません。

投稿者: 小早川医院


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