院長ブログ

2014.11.11更新

先日名古屋観光ホテルで、我が国の糖尿病治療のオピニオンリーダーとして有名な洪尚樹先生が「これからの糖尿病治療」というタイトルで講演され、私はその座長を務めさせていただきました。私が最も尊敬する糖尿病専門医の一人である先生の講演会の司会をさせていただいた事は、私にとっては光栄の至りでした。

洪先生のお話を初めて伺ったのは10年以上も前のことです。当時はまだSU薬が糖尿病薬物療法の主流でしたが、先生はこのころから「低血糖を起こさない治療」の重要性を強調され、インスリン抵抗性改善薬を糖尿病の薬物治療の中心に据えることを提唱されていました。低血糖によって心血管イベントが増えたり認知症のリスクが高まったりすることが明らかになった今、この当時の先生のお考えがいかに卓見であったかがよくわかります。
今回の講演でも、インスリン抵抗性改善薬が治療の中心であることには変わりはありませんでしたが、治療の目標が、三大合併症(神経障害、網膜症、腎症)の予防から動脈硬化による心血管イベント(脳卒中、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症)の抑制に移り変わっていることを強調されていました。

洪先生の最新の糖尿病治療戦略を知ることができた大変有意義な講演会でした。

投稿者: 小早川医院


SEARCH



CATEGORY

  • 院長ブログ
  • スタッフブログ
  • 小早川医院 Facebook
  • 052-752-0800
  • メールでのお問い合わせ