院長ブログ

2014.12.15更新

久山町研究の中心的存在である九州大学医学部の清原 裕教授のお話しを伺う機会に恵まれました。

久山町研究とは、福岡市に隣接した糟屋郡久山町(人口約8400人)の住民を対象行われている、脳卒中、心血管疾患、糖尿病認知症、癌などの疫学調査のことです。

久山町の住民の年齢・職業分布は全国平均とほぼ同じであり、偏りの少ない平均的な日本人の集団であると考えられます。ですから、ここでの疫学調査は、日本全体の疾病の動向を予測するのに大いに役立ってきたわけです。

1961年に研究が始まった当初は脳卒中に関する調査が中心でしたが、最近では糖尿病や認知症にかかわる調査が盛んに行われているそうです。

清原先生のお話しで最も印象的だったのは、糖尿病の患者さんでは、食後高血糖やインスリン抵抗性が虚血性心疾患や認知症をひき起こすということでした。やはりこれからの糖尿病治療はHbA1cだけを見るのではなく、インスリン抵抗性を改善することにより食後高血糖を是正することが必要だと痛感しました。

やはり糖質制限食、インスリン抵抗性の改善薬が治療の柱となっていくでしょう。

投稿者: 小早川医院


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