院長ブログ

2014.07.27

認知症に対するグルタチオン点滴の効果

7月6日のブログでもご説明した通り、認知症の発症には酸化ストレス(体の錆びつき)が大きくかかわっていることがわかっており、抗酸化療法(体の錆びつきを抑える治療)の効果が期待されます。
当院では、強力な抗酸化力を持つグルタチオンとビタミンCの点滴を認知症の治療に用いています。
この点滴療法は、レビー小体型認知症前頭側頭葉変性症(ピック病)の歩行障害に特に有効です。ご家族に両手をひかれて何とか歩いて診察室に入ってきた患者さんが15分間の点滴が終わると、何の介助もなしにすたすたと歩き始めることもあります。こういう時はスタッフ一同、顔を見合わせて喜んでいます。医者冥利に尽きる瞬間です。

認知症の治療薬を服用していても歩行障害が悪化していくような場合には、試してみる価値のある治療法です。ぜひご相談ください。

投稿者: 小早川医院


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